グチョパゲーム って知ってるかい
「グチョパゲーム」を知っている方を、いずさんは探しています。 ネットで調べても、この名作ゲームの情報が全く出てきませんというか痕跡がありません。かれこれ20年。ゲームのマニュアルにある連絡先も、更地になっています。いずさんは、とても残念です。とても凹みました。
制作者様の行なっていた活動で、グチョパゲームの大会なども開催していたことが、ボードゲームマーケットの冊子から分かっています。制作者様は、地域で積極的に活動していたのです。
グチョパゲームについて、ネットで色々調べましたがあまりに実りなく、AIに聞いても当たり前のことしか語りませんし、提案してくることは分かっているわ!!という感じでまったく当てになりません(わざとらしい返答に腹立たしく思えてきました)。
それではと、昔ながらの聞き込みという手段を行いました。 更地の近所の新聞配達所に直接電話しましたが、記憶にないとのことでした。
さらにマップで探し見つけた近所の歴史ありそうな商店に電話し経緯を説明、なんとか制作者様について知っていることを教えていただきました。 残念なことに、氏は既に亡くなられていたとのことでした。 その場所では子供向けに何かの教室をやっていたとの話で、氏は学校の先生をされていたとか。
グチョパゲームの連絡先の表記や、公の立場で仕事も活動も行なっていたので氏を公人と判断し、以後、氏改め吉川氏と名字をそのまま使わせていただきます。
吉川氏の活動は、積極的でゲームにかける情熱は本物でした。 自作のゲームの普及活動を行い、大会を定期継続して行い、知的教育の道具として活用していた(と思われる)のです。 これは、日本のボードゲーム史の1ページに記されてもおかしくないものだと感じています。 この志あるゲームを無くしてしまうのは惜しいことです。 なんとか後世に何か形で残せないかと思った次第です。
なので「グチョパゲーム」を知っている方、吉川氏の活動を知っている方を、いずさんは探しています。 大会の様子など知っておられる方は、ぜひネットの海に記録を残して欲しい。 活動場所となっていたYCCセンターについても謎のままなのです。 吉川氏がどの様な活動をしていたのか知りたくなったのです。 何かしら情報を持っている方、おられましたら、ご協力頂きますようお願いいたします。 グチョパゲーム、再販可能ならば、復刻版を世に出したいぐらいですから。
グチョパゲーム というもの
皆さんは、グチョパゲームというゲームをご存じだろうか。 今は昔というか、少々古い20年以上前から存在していたゲームとなる。
分類で言えば、2人対戦のアブストラクトゲームということになるのだろうか。 チェスのように相手の駒を取りながら、敵城の天守閣を攻め落とすゲームだ。
初期配置をダイスで決めてゲームは開始する。 自手番にどれか一つの自コマのみをつながったマス目に動かし、展開していくのだ。 盤面はそう広くはないが、反対側の一番奥にある敵の天守閣を攻めるまで戦力の集中は結構難しい。
コマの勝敗はじゃんけんと同じで、自コマが勝てる相手のコマをとっていくという内容だ。 勝てない相手コマのマス目には進むことはできない。 まさにこれこそ、グチョパゲームというものなのだ。
ゲームの展開だが、取って取られて取り返してと盤上のコマの内容が偏ってくると、怒濤のように敵が押し寄せてくこととなる。 不足したグーを出すために、前衛を放置して援軍をどんどん出したりとか、ままあることだ。 増援隊の登場順を見ながら、自分が後から有利になるように盤面を操作するのも大事なことだ。
将棋の様にコマが成ると裏返し、じゃんけんのアイコンに丸がついたものになる。 そうすると、あいこでも勝てるスペシャルな駒に変化する。 これはかなり強いので、ゲームの展開に大きく影響する。 攻めてとなった時、このスペシャル状態にできるかできないかで、攻守が交代することも少なくない。
自分の手番にできることがそう多くなく、仕込みに時間をかけると相手もそれなりに何か仕掛けることができるので、少しは将棋を指せる程度の理解力があれば十分楽しめるゲームだと思う。 じゃんけんがベースになるので、小学生の低学年からでもプレイを始めることができるのではないだろうか。

実は、ある程度お互い先読みできるようになると、このゲーム簡単に千日手に陥ってしまう。 千日手の回避はグチョパゲームらしく、じゃんけんで行うので、運の要素が入ってしまう。 なら、そうならないよう相手を誘い込んだり、生け贄のコマを捧げる罠をしかけたりと、前もって色々とできることもそれなりにあるので、深く楽しんで真の実力を発揮して欲しい。
そのゲームの入手にさいし
私が、このゲームを手に入れたのは、第一回のゲームマーケットの会場でのことだった。 その時、私はゲームサークル・サクラ会で出店参加し、「1890」や「大阪男爵」を配布していた。コミックマーケットに続いて、ボードゲームの祭典というものに協力し、自分たちの作っているゲームを知ってもらおうと思ったしだいだ。 最初のゲームマーケットは、関西からの協力者も多く、参加者に配布する冊子のイラストなども関西JAGAの関係者が関わっていたりした。中盤以降ちょっとドン引きするようなアクシデントも発生したが、それでもボードゲームの世界の新たな幕開けだったのはまちがいないことだろう。
さて、イベントも終わりに近づき、やっとこさ、色んなブースを見る余裕ができた。色々回っている最後の方で、興味深い木製のゲームのブースを見つけたのだ。それは、手づくりの「グチョパゲーム」で、そこに吉川氏と思われる方がおられたのだ。

既に準備した在庫は無くなったのか、申し訳なさそうにする吉川氏に対して、「大阪から来たので、次の機会が無いかもしれない。」と無理にお願いして、デモ用に使っていたゲームを譲って頂いた。ちょっと強引だったかもしれない。 今思えば吉川氏は、販売目的よりもグチョパゲームに興味を持つプレーヤーを探しに来たのかもしれなかった。無理を言ったことは少し胸が痛いが、グチョパゲームはサクラ会で何度とプレイさせて頂いたので、そのゲームの記憶を少しは多くの人に広げることができたのではないかと思っている。
今回、ネットの海ですら見つけれなくなったものを、皆の目の前に引き出すことができた。 この日のために私はこのゲームを手にすることになったのかもしれないと思うと、それはそれでとても光栄に思うのだ。
さて、何故、こういう話を持ち出したかというと、先日、「ゆうもあ」にお邪魔した際、TTB氏からグチョパゲームを再販できないだろうかという話が出るほどに良いゲームなのだ。そこから、最初の話につながっている。
魂を揺さぶるソレ
ゲームのマニュアルにある、そのゲームの目指すところは、古くさい文章に見えるが、私の心を揺さぶるには充分なものだったのだ。

まぁ、読んでみ。
このゲームの神髄は、「ゲームの進め方」より前の部分に記されている。 古臭いか、説教臭いか、なんかの教え臭いか。 いゃ、仮にそうだとしても、これは「魂を揺さぶる」ものでは無かろうか。 至る所に吉川節が散りばめられているのだろう。 これは愛すべきものだ。 私はそう思う。
実は今でもプレイしている
このゲーム実は、過去にプレイしているばかりではない。 今年に入った頃に、押し入れから見つけ出し、嫁とプレイした。 結構楽しんで貰えた。
そう、実は今でもプレイしているのだ。 どうだ、恐れ入ったか。笑
今年になって、関西JAGAに何度か足を運んだが、鞄にいつも「グチョパゲーム」を忍ばせていたりするのは内緒の話である。
※ 写真にあるプライベートな情報部分は加工しています。